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野生のオルカの自由を守るために
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オルカの汚染
「PCB汚染されたサケを食べるオルカ達」と題されて、雑誌
「Environmental Toxicology and Chemistry」の最新号に
取り上げられた論文の内容がTHE CANADIAN PRESSに紹介
されました。

----------------------

カナダと合衆国の西海岸に定住しているオルカ(シャチ)は
毒性のPCBsに汚染されたサケを食べることによって、毒殺
されようとしていると、最近の研究で警告しています。

ブリティッシュコロンビアの研究者によれば、クジラの主な
食物であるマスノスケ(chinook salmon)を検査したところ、
PCBsおよび、オルカにとっては危険な別の人工的な汚染物質
を見つけたということです。

「サケ自体のPCBsの実際の汚染レベルは比較的低いものです。
しかし、仮に少量といえどもオルカにとっては明らかなリスク
です」と、論文を発表したOcean Sciences Instituteのピーター
・ロスが述べています。

さらに、「オルカは80年間から90年間生きることができますが、
その長い寿命の上では大量の魚を食べることになり、彼らの体には
取り除くことができない大量の毒素が蓄積していくことになります」
と付け加えました。

これは、southern residentと呼ばれている定住性のオルカ達が、
世界一汚染された海洋ほ乳類の1つになったことを意味しています。

「オルカは長命であり、また海の食物連鎖の一番上に位置する動物
です。」 「彼らは、小さくて、独立したポッドで生活していますが、
そのためには非常に大きい生息地を必要性としています。」「850
万人もの人々が住んでいる地域にいる84頭の動物を保護しようと
思ったら、我々が、ほんの少しだけ注意すれば済むことなのです。」
----------------------

海洋汚染は、その連鎖によって、とうとうオルカの身の危険という
レベルにまで達しているようです。日本では、「食文化」と称して
その海洋ほ乳類を食べる習慣が一部の地域にありますが、オルカと
同じ運命を辿るのでしょうか。
# by freeorca | 2009-01-28 10:38 | お知らせ
オルカの生態について
freeOrcaが発足した1996年ごろは、オルカに関する観察や研究は、
ごく限られた機関や研究者に留まっていましたが、それ以降、特に
21世紀になってからは、急速に科学的な研究も含め調査がなされて
きています。

ただ、日本では本格的な調査は行われておらず、水産庁の研究所が
他の水産資源と同じレベルで、その個体数を推測しているに過ぎません。

いろいろ調べたところ、最近の北アメリカの太平洋沿岸に生息する
オルカ(シャチ)の生態について、ナショナルジオグラフィックが
その公式日本語サイトで貴重な情報、写真、動画を紹介しています。

ここには、これまで以上に科学的あるいは観察による事実がたくさん
紹介されています。水族館の展示では得られない、オルカの生態の
真実を学ぶことができる貴重な情報です。

「明かされるシャチの実態――シャチの真実」
http://www.nationalgeographic.co.jp/materials/article/2005_04_orcas_chadwick-text.html?article_no=1

特に、砂利で体をこするラビングと呼ばれる行動の動画映像は必見です。
他にも、
◇シャチを苦しめる人工の音波 (動画)
◇シャチの極上スパ (動画)
◇シャチの群れ、コククジラ母子を襲う (動画)
◇アシカを攻撃するシャチ (動画)
◇温暖化の影響を受けやすい南極海のシャチ
などなど、ナショナル・ジオグラフィックならではの映像が楽しめます。

ぜひ、ご覧になって、皆様のご意見をお聞かせいただければ幸いです。
# by freeorca | 2008-12-24 10:34 | お知らせ
オルカ「クー」の死亡原因の報告
10月29日、名古屋港水族館のホームページに、クーの死亡原因が掲載されました。
以下、全文をそのまま掲載します。
-------------------------------------

平成20年9月19日に死亡しましたシャチ「クー」の病理・微生物学的検査が岐阜大学で行われていましたが、その結果が出ましたので報告します。

クーが7月下旬に体調を崩したのは、ヘルペスウィルス感染症によるものでした。治療により体調は一時改善しましたが、クーの体力と抵抗力が低下していたため、カビ(真菌)の一種であるアスペルギルスと、パラポックスウィルスに感染し、これらの病原体が全身に広がり、最終的にはカビの菌糸が心臓の血管に詰まることによる心不全で死亡しました。

クーは我々の懸命の治療もおよばず、死亡しました。今後は、ウィルス感染症を含めた鯨類の病気に関する診断・治療技術の向上を目指して努力したいと思います。

クーの死後、組織学的研究のための標本を三重大学へ提供しました。今後の学術研究活動に貢献することが期待されます。またクー2世誕生の可能性にかけて生殖器を神戸大学へ提供しました。その結果クーの卵巣から卵母細胞を回収し凍結保存することに成功しました。理論的には体外受精によるクー2世誕生への道筋を残すことができました。体外受精の実現にはまだ課題が多いのが実情で、将来の科学技術の発展に期待しています。
# by freeorca | 2008-10-31 10:31 | お知らせ
ラビーの赤ちゃんが誕生
現在、日本では7頭のオルカ(シャチ)が水族館で展示飼育されていますが、そのうちの6頭が千葉県の鴨川シーワールドで暮らしています。

その中のメスのオルカ「ラビー」が今月初めに出産間際であると報じられました。

10月13日に電話で鴨川シーワールドに確認したところ、午前11時44分に、無事、赤ちゃんが誕生したようです。

鴨川シーワールドの発表(写真の出典も同じ)
http://www.kamogawa-seaworld.jp/index.html

まだ、性別は確認中とのことですが、今のところは特に規制しておらず、メインプールで泳ぐ赤ちゃんを、スタンドの5段目から上で、いつでも見ることができるそうです
(写真のように、生まれたばかりはアイパッチが白くなくって、ピンクがかった黄色です)

日本国内では、これまでいくつかの水族館で海洋ほ乳類であるオルカ(シャチ)を飼育展示して来ましたが、ラビーを始め、水族館での繁殖に成功したのは、ここ鴨川シーワールドだけで、しかも3世誕生となると世界でもまだ10例程度だそうです。

それにしても、現在、鴨川シーワールドには6頭のオルカが一つの水槽で飼育されており、ここに赤ちゃんが加わって7頭にもなって、あまりにも過密だと思いますが、無事に成長することを祈っています。
# by freeorca | 2008-10-15 10:22 | お知らせ
名古屋港水族館のクーちゃん死亡

今年7月頃から体調を崩して食欲もなくなっていた名古屋港水族館のメスのオルカ「クー」ちゃんが、今日、9月19日午前7時55分に死亡しました。

「クー」は、太地オルカ5の最後の1頭で、太地くじらの博物館から5年契約で名古屋港水族館に貸し出されていたものです。「クー」の死亡で、太地オルカ5のすべてのオルカが十分な研究成果も得られないまま死亡したことになります。

死因は、岐阜大獣医学部が調査中ですが、ヘルペスウィルスが見つかったり、皮膚炎を起こしていたりして、食欲のない状態が続いていたようです。

関連記事は、下記ホームページからご覧ください。

中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008091902000290.html

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080919-OYT1T00327.htm

朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0919/NGY200809190009.html?ref=fresheye

毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000010-maip-soci

この5頭の死を無駄にしないよう、また同じような悲劇が起きないように
関係各所に要望し続けようと思います。
# by freeorca | 2008-09-20 00:01 | お知らせ
太地町から、またイルカが輸出される
太地町議員からのお知らせによれば、また12頭のイルカが太地町から輸出されることになったそうです。13日に開かれる議会で承認されれば、契約が実行されることになります。

12頭の内訳は、

バンドウイルカ 6頭 US$270,000.- ( 28,890,000円)
カマイルカ   6頭 US$300,000.- ( 32,100,000円)

契約の相手は、イラン・イスラム共和国、キッシュ島のサべト国際トレーディング株式会社(総支配人 Dr.アリ・フッシュマン)ということですが、このキッシュ島、どうみても小さな離島で、ここに水族館があるとは思えません。おそらくこの会社は取引の仲買業者でイルカ達の行き先は、ペルシャ湾を150km渡ったところにある「ドバイ」ではないかと推測されます。

3月のニュースでお知らせしたように、いまドバイは大変な開発が進んでおり、 その中のレジャー施設として大規模な水族館が建設されています。ここには現在、4頭のアシカと3頭のハンドウイルカが飼育され、ショーを行っていますが、ドルフィンセラピーやキッズイベントなど、もっとイルカを増やしたいと言っていますから、ここに導入される可能性が高いのではないでしょうか?

それにしても、ドミニカに続き、一頭が約500万円もの値段で購入するのも驚きですが、年間予算が3億円の太地町の収入の三分の一がこれらイルカの売却費(クーちゃんの貸出料も含む)で占められているとは、いったいどうなっているのでしょうか?
# by freeorca | 2008-06-28 15:28 | お知らせ
ベルーガの赤ちゃん誕生
6月10日火曜日 午後4時28分バンクーバー水族館の12歳になるベルーガ(キーラ:Qila)が出産しました。



出産シーンの映像が水族館からYouTubeに掲載されています。
http://jp.youtube.com/watch?v=LXBzGf54-Ik&feature=related

Qilaは水族館で生まれましたが、水族館で産まれたメスが、そこで初めて出産するというのは大変珍しいことです。同じような例は、先日ニュースでお知らせしましたが、鴨川シーワールドのオルカ「ラビー」も妊娠が確認され、順調にいけばこの秋にも出産予定で、やはり水族館生まれの個体の出産となります。

このベルーガの出産にあわせて、アメリカの保護団体が、捕獲してまでショーをさせることに対する映像メッセージを作っています。野生の状態とプールでのベルーガの動きなどを比較しながら、これでいいのかと問いかけしています。とてもいい映像です。
http://jp.youtube.com/watch?v=7Sy_q2pS8gQ
# by freeorca | 2008-06-14 17:31 | お知らせ
鴨川シーワールドのラビーが妊娠
国内で初めて飼育下での繁殖に成功して生まれたオルカ(シャチ)
のラビー(鴨川シーワールド)が、妊娠したようです。

雌のシャチ「ラビー」は、平成10年に鴨川シーワールドでステラ(母)
とビンゴ(父)との間に初めてできた子供で、飼育下での出産として
話題になりました。

そのラビーが、同居している雄のオスカーと交尾、その後のホルモン
検査で妊娠を確認したとのことです。順調にいけば今年10月にも、
国内生まれのオルカの初の“2世”の誕生となります。

無事出産できることを祈るばかりです。
それにしても、また大海原を知らないオルカが増えることになります。
また、飼育されているタンクも、さらに密度が高くなり、オルカに
とっては、決して良い環境とは言えません。

産経ニュース(2008.6.4 19:26)より
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080604/trd0806041929013-n1.htm
# by freeorca | 2008-06-05 15:41 | お知らせ
知床に野生のオルカ
北海道・知床岬沖合では、最近になって5頭前後のオルカ(シャチ)が良く観察されるようです。

4月5日の読売新聞(北海道)が伝えるところによると、流氷が沖に去り始めた頃から姿を現しているようです。北海道新聞の14日の記事にも同じ海域で姿を見せたオルカのことが掲載されています。

まだ知床沖のオルカの生息状況や生態などは調査中のようですが、このところ毎年、確実に現れていることから、同じポッド(集団)の可能性もあり、今後の調査結果が望まれます。レジデント(定住性)だといいですね。

関連記事:
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/87710.html
読売新聞
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/shiretoko/shiretoko_article/2008040601_article.htm
# by freeorca | 2008-04-20 00:56 | 目撃情報
アラスカで白いオルカ発見
CNNニュースによれば、米アラスカ州のアリューシャン列島で2月末、米海洋大気局(NOAA)関連機関の研究員が、12頭ほどの群れの中に「白色」のオスのオルカを確認し、カメラに収めたようですが、とても珍しいことです。

この白い個体は、アルビノという、メラニンの生合成に係わる遺伝情報の欠損により先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患ではないようです。

写真は、下記を参照してください。
http://edition.cnn.com/2008/TECH/science/03/07/white.killer.whale.ap/index.html

発見は2月23日、アリューシャン列島カナガ島の沖合約3.2キロを、約12頭からなる群れで移動していたときで、性別はオス、体長7.6─9.1メートル、体重4.5トンほどと推定されています。


White killer whale swimming with its pod near the Aleutian Islands. Photo: H. Fearnbach, NMML, NMFS permit 782-1719.

また、下記のページにはこの発見のストーリーが詳しく報告されています。(英文)
http://www.omao.noaa.gov/08_dyson_orca.html
# by freeorca | 2008-03-11 17:59 | 目撃情報


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